劇作家モスクワカヌ、自分の生存戦略のために脚本を書いてみるプロジェクト その1

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皆様こんにちは。
緊急事態宣言により職場が閉鎖されてから一か月。
舞台やイベントの予定もことごとく延期となり、無職というステータス異常中のモスクワカヌです。

世界中が未曽有の災害対策に追われているなか、皆様ご存知のとおり、演劇や音楽等を含むアートイベント業界はじめ、日本中で様々な業種と個人が苦境に立たされていますが、かくいう私も、例にもれず崖っぷち。
自粛から一か月、そろそろ感染症で死ぬか、経済的に死ぬかの、嫌すぎるチキンレースの入り口が見えてきました。
エンジンあたたまってますよ…ふかしちゃってますよ…。

思い返せばこれまでも散々、
引っ越し先の国が崩壊したり、
内戦に巻き込まれたり、
バスとぶつかったり、
サバイバーだったり、
借金3ケタ作ったり、
一か月一万円生活したり、
死にかけた経験にことかかない私ですが、

もはやDEAD or LIVE じゃないですよ。

DEAD or DEAD ですよ。
ひどくない?

住宅確保給付金は対象にならないし、確定申告はだした書類が帰ってきちゃうし、一律10万円給付はいつになるかわからないし…。
もうこれ闇落ちしてジョーカー(ホアキン・フェニックス版)になるしかなくね、という気持ちで近所の階段で踊ったらフジコ・ヘミングになるし…。

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救われね~!
でも救われたい~!
闇落ちせずに給付金を受け取るまで生き延びたいよ~!!

自分ぜんぜん偉くもないし、お金持ちでもないし、社会的地位もないし、政治家の友達もいないし、生きててすごい大したことをしたとか、する予定とかも全然ないし、なんならすぐ心身の健康を損なう弱い個体だけれど、それはそれとして生きてはいたい。
誰にもないがしろにされる謂れのないこの気持ち。
それも出来る限り健康を損なわず、多額の借金も背負わず、自由や自己を極端に制限されずにサバイバりたい。

それというのも私には、助かってほしい業界とその営み、劇場や美術館、お店とかがたくさんあるし、助かってほしい人が大勢いるんですよ。

で、今それぞれが政府に要望をだしたり、クラウドファンディングや寄付をつのったり、営業の仕方を工夫したり、色んなやり方で頑張っていて、私もささやかながら、その生存の手助けをしたいと思う。

だがしかし、まずは自分がある程度救われていなければ、助かってほしいモノや人にささやかな助力すら出来ないんですよね。全ては自分の健やかな生存ありき。

私もね、立ち上げねば。

プロジェクトXならぬ、プロジェクトWakanuを。

私の、私による、私のための自分救済プロジェクトを…!

そう。私は劇作家。
これまでは劇場で上演されるための芝居の脚本を主に書いてきましたが、現実がSFか不条理、はたまたダークファンタジーになりつつある今、リアルに自分の生存戦略の脚本を書くべき時ではないのか。

書きた~い!
それも主演が自分なのでなるべくゆるく楽しくシンドくない脚本にした~い!

というわけで、モスクワカヌがゆるく、楽しく、自分を救いたいプロジェクト。
書いていきたいと思ってます!

なんていうか、作演出主演モスクワカヌ、みたいな、自分で書いてて不安しかない公演みたいな企画ですが、なんか思いつきましたら順次発信、シェアしていくので、観客になってもらえたら幸いだなって思います。

書くぞ!
生存戦略