劇作家モスクワカヌ、自分の生存戦略のために脚本を書いてみるプロジェクト その2

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皆様こんにちは。モスクワカヌです。
前回記事に書いた、自分の生存戦略のための脚本をリアルに書いてみるプロジェクト。
(前回の記事はこちらから)
おかげさまで色々な方に拡散して頂けまして、連絡なども頂けたりなんだり。気にかけてくれる方々に圧倒的感謝です。

さて、自分の生存戦略について、今絶賛本気出して考え中の私。かの伝説のお菓子「ねるねるね~るね」くらい戦略を練ってはいるのですが、あらためて自身を棚卸ししてみると、今この状況で私に出来ることがすごい少ない…。
就業先は接客業なうえ濃厚接触せずにはいられない仕事なので、そこで得た技術は生かせないし、人前で話すの苦手だからワークショップとかも出来ないし、フードファイターになるには食べるのに時間がかかりすぎる…。

劇作は家から一歩も出ずに書けるという強みがありますが、いかんせん戯曲だけでは演劇は成立しません。
スタッフ、出演者、そしてお客様があってこその舞台。人と人とが密に集まることが危険なご時世、はたして劇作というスキルはどこまで生存に有効なのか。

が、こんな時でも、いえこんな時だからこそ、今盛んな演劇もありますね。
映像配信やZOOM演劇。
もちろん私も考えました。

ところで私今、友人とハウスシェアしていて、まあ2人とも劇作家であるわけなんですが、
家に劇作家しかいないと演劇の映像配信とか全然できない。

もちろん一口に劇作家といっても色んなタイプの方がいるわけで、作、演出、出演までこなしてしまうマルチな方なら話は別なのでしょうが、私も、同居人も、全然マルチじゃない地味なタイプ…。

「そろそろユーチューバーになるしかない」
「私達も演劇の映像配信とかやるしかない」

みたいな話題はでるのですが、もうね、重い腰が全然あがらないわけです。

それに、仮に演出や出演が出来たとしても、映像配信をするには他にも様々な準備がいるわけで。
そもそもスマホ以外のカメラもないし、映像編集のスキルもないし、外注するには経済が心もとないし、ハードルがけっこう高い。

つくづく、今の段階で舞台の映像配信であるとか、映像配信用に演劇の新作を作っている方々はすごいなあ…と思います。動きだしの早い方々は、すでにクラウドファンディングや映像配信等、演劇や、劇場や、自分達の団体や作品のために色々なことを始めていて、自分は初動が遅かった分、その差を埋める努力ができればよいのですが…

今から映像配信について勉強して…仲間を集めて…編集作業とかをなるべく自分で…って無理。
想像するだけでへこたれてしまうわ!!

そもそもこのプロジェクト、「死ぬ気で頑張らずにサバイバリたい」という思いが出発点。

今…私わりと自分の生存で精一杯で…これ以上あんまりスキルアップのための努力とか根性とかだせない感じ…生きるのに精一杯で…生き残りのために死ぬほど頑張るとか…できる気がしない。

ちなみに、映像配信のためのスキル習得や、ZOOM演劇のための人集め予算集め諸々を死ぬほどの頑張りとか大げさ、と思ったそこのあなた。
あなたはまだ私のことを甘く見ていますね?
あなたは自分がクビになったバイトの数を覚えているのですか?(血の涙)

前回の記事にも書きましたが、自分の生存のための脚本。主演が私という時点で、出来ることなんてたかが知れてるわけなんですよ。脚本家モスクワカヌとして、主演モスクワカヌに難しいことはさせられないんですよ。稽古時間とかとれないんですよ。
今現在の主演のスキルで、へたらず、降板せず、楽しくできる脚本を書かなきゃいけないんですよ。
無理ゲーか。

でもね、ふと、思うのです。

へたれているのは、映像編集のスキルがないのは、スマホのカメラしかないのは、私だけだろうか?

私が家で1人で(正確には同居人がいますが)
カメラがねえ!
スキルがねえ!
外注するにも金がねえ!

となってるみたいに、

いるんじゃない?

家で1人で、
舞台がねえ!
戯曲もねえ!
スマホ以外にカメラがねえ!

となってる誰かが。

出来ないだろうか、出来たらいいんじゃないだろうか。
家で1人でいても、スマホ以外のカメラがなくても、そもそも映像編集的なスキルがそんなになくても…演劇が。

こんなことも、全部1人で思いついたわけではなくて。
私の周りにいて、私を気にかけてくれたり、時間を割いてくれたり、意見をくれたりする方々のおかげであるのですが。

自分、書けるかもしれません。
私の、私による、私のための、私むけの生存戦略

というわけで、次回あたりに構想をまとめてシェア出来ればと思ってます。

やるぞ!

生存戦略

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