家で1人で、誰でも演じることが出来て、スマホがあれば撮影も配信もできる、2分20秒以内の1人芝居企画「てれアクト ~workfromhomeactors~」
そんな「てれアクト」のための脚本を、2020年5月7日から1日1本、50日連続で50本書いていました。
ただいま、1周年を記念してのリバイバル投稿中です。
25日目の脚本は無料サンプルとして公開致します。
25日目
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5月3日夜、発熱37・3度
〇登場人物
5月3日の夜に発熱をした人(性別は問わない)
5月3日から熱をだした人が、自分の状態を記録に残している
人 5月3日の夜。頭痛いし、喉もなんか変、息が苦しいと思って熱をはかってみたら、37・3度。
人 その前の日の夜、買い物から帰って携帯を見たら、父から着信がはいっていて、折り返したら、母が緊急入院したという知らせで。慌てて実家に戻ろうとしたら「大丈夫だから。東京からは来ないでくれ」って。
人 父にそう言われて、いやマジかって感じで。え、そういうの、東京住みへの差別みたいな、テレビのニュースとかでみる、他県ナンバーの車に石投げるアレじゃないの? お父さん? みたいな。
人 いやもう、買ってきた和牛カルビとかうわーって全部焼いて食べて、ビールも飲んで、フルーツロールケーキも勢い余って半分くらいいっちゃったよね。あの、一切れとか入ってるのじゃなくて、一本まるまるの長いやつの半分。そもそも自分の会社は、休業とかリモートワークとか関係なくて、5月1日まで普通に働いてたから、ていうかむしろガンガンに休日出勤、深夜残業って感じで気が狂いそうだったから、ゴールデンウィークは自分へのご褒美みたいな感じで、ちょっといいもの買って贅沢しようと思って帰ったら、これで。
人 で、5月3日の夜。頭痛いし、喉もなんか変、息が苦しいと思って熱をはかってみたら、37・3度。…マジか。
了
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PDF脚本はこちらから
→https://drive.google.com/open?id=1T3I2_I4i_ddy-XIDKvb4wj_Ir226iufb
劇作家モスクワカヌ、自分の生存戦略のために脚本を書いてみるプロジェクト
てれアクト
~work from home actors~
■てれアクトとは
家で1人で誰でも演じることが出来て、スマホがあれば撮影も配信もできる、2分20秒以内の1人芝居の企画名
■モスクワカヌが挑戦すること
・「てれアクト」用の2分20秒以内の1人芝居を50本書く
・毎日1本、無料もしくは有料の脚本を公開していく
・2020年3月以降の日本で暮らす人々のことを書く
■脚本利用について
noteにてご購入いただいた脚本は、ご購入者様自身での上演・配信にご利用いただけます。(サンプルとして無料公開している脚本はどなたでもご利用いただけます。)この企画に関しては、モスクワカヌへの上演許可の申請は必要ありません。
また配信の際には「#てれアクト」「#workfromhomeactors」のハッシュタグをつけて頂けますと幸いです。(見つけるため)
■著作権について
このnoteで公開している作品の著作権者はモスクワカヌになります。
許可のない改変、剽窃、盗用はされませんようお願いいたします。